独立してから10年近く。事業は軌道に乗り、取引先も増え、安定した収益も確保できている。周囲からは「成功した人」と見られている──にもかかわらず、心のどこかに空白を感じている自分がいる。
「この先、何を目指せばいいのか分からない」
「日々の仕事は回っているけれど、ワクワクする未来が描けない」
それは、成長の歩みを止めたわけではなく、“次の問い”が生まれるタイミングに来ている証です。
なぜ、次の目標が見えにくくなるのか?
- 初期の課題を一通り乗り越えた達成感 成り立たせるために全力を注いできた数年間。いざ安定してしまうと、次の登るべき山が見えにくくなります。
- 周囲の評価とのギャップ 周囲は「成功している」と見るけれど、本人の中には達成感以上に“空白”が広がる場合があります。
- ビジョンを見直す機会がないまま続いている 日々の業務に追われる中で、自分が本当に目指したいことを見つめ直す時間が取れていないことも多いのです。
“次のステージ”に向かうための3つのヒント
- 原点に立ち返る
- なぜ独立したのか、当初の想いをあらためて言語化してみましょう。事業を通じて誰にどんな価値を届けたかったのか。過去の自分との対話が、未来へのヒントをくれます。
- ステージを一段上げて捉える
- 自分だけの事業から、仲間を巻き込んで育てるフェーズへ。地域や社会にどう貢献できるかという視点を持つことで、新たな使命感が生まれます。
- 第三者の視点を取り入れる
- 自分ひとりでは気づけない可能性に気づくために、外部の専門家との対話やコーチング、経営メンタリングの活用も有効です。客観的な質問を投げかけられることで、言葉になっていなかった想いが輪郭を持ちはじめます。
まとめ
10年目に立つ今、あなたは“次の問い”を見つける地点にいます。その問いを見つけ、育て、また走り出すためには、過去ではなく「これから」に意識を向ける時間が必要です。
新たなステージの幕開けに向けて、いま立ち止まって考えてみませんか?